エイマックス・インターナショナルから改称した香港のセンチュリー・エンターテインメント・インターナショナル・ホールディングスが、運営するゲーミングテーブルを、シアヌークビルの現在の場所からダラ・サコーへと移設する予定であることを明かした。ダラ・サコーは、カンボジアの海岸線に位置し、360㎢に広がる中国が後押しする投資ゾーンで、物議を醸している。

 この動きは、センチュリー・エンターテインメントの会長兼CEOで、移設されるテーブルがあるカジノも所有する呉文新(Ng Man Sun)氏が、シアヌークビルのサンシャインベイホテルから、 Ming Guan Hotel (名冠酒店)と呼ばれるシアヌークビルの別の施設へと移す以前の計画を明かしてから3カ月経たずに提案された。

 代わりに、水曜の報告書の中でセンチュリー・エンターテインメントは、同社CEOがダラ・サコーのカジノに入るより魅力的な提案を受けたことを明かした。同社は、新しい場所は、総床面積10,500㎡で、マスゲーミングテーブル40台、VIPテーブル55台、スロットマシン80台の設置に加えて中華料理レストラン、スパ、ナイトクラブが入る予定だと付け加えた。同カジノは2021年1月31日までの開業が予定されている。

 センチュリー・エンターテインメントは今年に入って、同社のCEOが100%所有するライオンキングとの間で5年間の取引に署名し、総額1億2,000万香港ドル(約16億3,462万円)で5年間のゲーミングテーブル事業権を与えられたことを明かしていた。呉氏はその後、同社に対して移設の決定が取引に影響を及ぼすことはないことを知らせた。

 2008年に中国の天津連合開発集団(Tianjin Union Development Group)に与えられた当初は巨大観光計画として描かれていたダラ・サコーの野心的な長期計画には、プノンペンとシエムリアップまでの高速鉄道接続、クルーズ船のドッキング設備、空港、ホテルそしてゴルフコースが含まれている。

 来年開業予定の空港は、世界からの注目を集めており、アメリカは、そのジャングルに囲まれた立地は中国による軍事基地設置計画を示していると懸念を表している。カンボジアのフン・セン首相はそのような使用を否定している。

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October 01, 2020 at 07:18AM
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センチュリー・エンターテインメントがシアヌークビルのVIPルームをダラ・サコー投資ゾーンに移設 - IAG Japan
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