與さんがなぜ今このタイミングでカミングアウトをしたのかということは、僕はAAAのキャリアについてあまりよく知らないので断言できませんが、一つにはエイベックスのマネジメントが満期終了になって、エージェント契約になったことで、発言しやすくなったという背景はあるようです。

加えて、社会的には6月に国会で成立し、一応G7後にギリギリ施行された、いわくつきのLGBT理解増進法がありますが、それを受けてであろうということも何となく想像はつきますね。

LGBT理解増進法は、進歩だという方もいれば、これは悪法で、むしろ国民を分断するものではないかというような批判の意見もあります。そういった、ソーシャルな議論に対して、エンターテインメントの世界で人気もある與さんが、このタイミングで発言したことは、僕は本当に大きな出来事だなと思います。

声を上げるってことの重要さを、僕はこういったことで思い知りますし、今回のことに限らず、認知度の高い人がアクションを起こしてくれることによって、他の人たちも続きやすくなります。LGBTQ+に関すること以外でも、エンターテイナーの人たちが声を上げるような流れになってほしいなと思います。

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