変わらない童顔と筋肉隆々のボディー。その若々しい外観から、「50代になりました」と聞くと驚く。端正な顔と内面とのギャップも魅力のひとつ。口を開けばユーモアにあふれ、サービス精神は旺盛だ。
「実は一昨年、テレビ番組の収録中に右足のかかとを骨折してしまって。もう若くはないですね」と苦笑する笑顔は優しい。
だが、17歳から約35年間、競争の厳しいエンターテインメントの世界で第一線を駆け抜けてきた。それだけに優しい笑顔ながらも、眼光は鋭く、強い信念を発散させている。
「デビュー当時の思い出ですか?」。遠くを見つめる目つきで「札幌から単身上京し、一人暮らしを始めたとき、東京の街は輝いて見えました」と17歳だった少年の心細さと希望を振り返る。そんな彼も今では、「故郷の札幌も大都会ですよ」と笑える余裕ができた。
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