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新たな道を選んだメンディーの表情には、覚悟が宿っていた。デビュー10周年にあたる2022年に独立を考え始め、メンバーと話し合いを重ねた上で退社を決めたメンディーは「出来の悪い自分を育ててくださった。感謝してもしきれない。メンバーは家族。切磋琢磨して駆け抜けた13年はかけがいのない時間だった」と感謝を伝えた。
デビュー当時から7人での活動が当たり前だと思っていたファンにとって、今回の発表は青天のへきれきだった。メンディーは「自分を見つけてくれて、ここまで温かく応援していたファンの皆さんにも心から感謝しています。こういった形で発表となり、とても不安な思いをさせてしまってごめんなさい」と頭を下げ、決断に至った“二つの理由”を明かした。
一つ目は「実家」と表現するLDHで「環境に甘えてしまう」と危機感を覚えたこと。二つ目は「家族」と明かす。日本人の母とナイジェリア人の父は、メンディーが小学生の時に離婚。小4の時に母から「日本と世界の架け橋になって」と言われたことを鮮明に覚えており、「23年たって架け橋になっているかと自分に尋ねると、合格点をあげられなかった」。母の夢を実現させるため、決断を下したという。
中務裕太(31)は「最初は寂しいという気持ちでした。後から納得できないという感情が湧いてきて、怒ってますし、ムカついています」と本音を漏らし、「こういう感情が湧くのは、メンディー君が大好きだから。今も納得してないけど、これからの活動で納得させてほしい」と厳しくも愛のある言葉を送った。
メンバーが漏らす「寂しさ」「怒り」といった素直な思いに耳を傾けたメンディー。退社後はフリーで活動を続けるが、現時点で何も決まっていないという。今後の目標を「エンターテインメント王に俺はなる!世界のエンタメンディーを目指します」と宣言。場所を変え、新たな夢を模索していく。
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